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イサクとリベカの京都巡行

京都の夏の祭り、祇園祭には山鉾が京都の街を巡行するのが一番の見せ場ですが、この山鉾に飾られるのがとても歴史のあるタペストリーです。

 

山鉾のひとつ、函谷鉾(かんこぼこ)には16世紀に作られたベルギー製の毛織物(ゴブラン織)、旧約聖書の創世記の物語を題材にした『イサクに水を供するリベカ』という織物が掛けられるのです!

それを一度、本物を見たいと思い、猛暑38度の京都を訪ね、実物に出会ってきました。

7月16日の宵山に行ったので、タペストリーは保存会の中に展示されており、手の届くほどの距離で眺めることができ感激でした。写真の一枚に色鮮やかタペストリーがありますが、同じ柄を新調したものです。

 この旧約聖書のイサクとリベカが京都の街を堂々と練り歩いているのは、イサクもリベカもびっくりでしょうね。

 詳しくは(公財)函谷鉾保存会ホームページで。http://www.kankoboko.jp

(注:山鉾巡行の写真は函谷鉾保存会で配布された冊子に掲載されている写真です。)